好文木(校長ブログ)
2022.09.14
ちいさな喜びを大事にしたい

 昨日、帰宅途中の電車で2年の生徒と一緒になり、私が降りる一つ手前の駅まで一緒でした。今まで先生と一緒に帰ったことがなく、ましてや校長と一緒になったことなどなかったので少々戸惑っていた様子でしたが、校内で何度も話をしている生徒でしたので、ごく自然に会話が進みました。
 生徒会のメンバーで次回のオープンスクールでは出番が回ってくるらしく、「校長先生は大勢の人の前で話すとき緊張しませんか」と訊いてきました。「初めての場ではやはり緊張するね。でも回数を重ねれば場慣れしてくるよ。なんせもう15年もやっているからね」と言うと、「15年やってれば慣れますね」と。スピーチ原稿の準備の質問には「1週間ぐらい前かな。卒業式や入学式の式辞は1か月前ぐらいから書き始めて、当日朝まで推敲を重ねることもあるよ」と答えました。
 彼女いわく、「校長先生の話は中学校や小学校の校長先生に比べると短いので助かります。それに長い話は頭に残らないですが、短く的を絞ってくれているので記憶に残ります」。
私はスピーチを出来るだけ短くしようと意識して心がけているので、その成果を認めてもらえて嬉しく思いました。携帯持ち込みOKや校則がブラックではないことにも満足しているとのことでした。
 また担任の先生について、「新任だけど、授業も工夫して分かりやすいし、話もよく聞いて相談に乗ってくれます。来年も同じ先生が担任ならいいな」と言っていました。一生懸命に生徒に関わろうと努力している先生の気持ちが生徒に伝わっているようで、これまた嬉しく思いました。時には逆の場合もあり、そう言う話を聞かされる時は気が沈みます。
 先ほど3年の生徒が専門学校に進路が決まったと報告に来てくれました。朝、挨拶をすると元気な笑顔で挨拶を返してくれる生徒です。わざわざ校長室に来てくれたのが嬉しいです。

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