好文木(校長ブログ)
2020.07.09
梅雨の晴れ間の小さな「あっぱれ」

 連日の大雨で九州地方は甚大な被害を受けています。岐阜・愛知・長野などでも被害が拡大しているようで、被災地の方々には心からお見舞いを申し上げます。
 昨日は降り続く雨の中休みで校舎の上に青空がのぞきました。と同時に、校庭の木々の間から早くもセミの鳴き声が聞こえてきました。梅雨が明けると猛烈な暑さがやってきそうな気配です。
 電車など交通機関の運転見合わせや遅延が多発し、遠方からくる生徒は学校にたどり着くのも一苦労だったと思います。当然、遅刻で登校する生徒も多かったのですが、5時間目の終わりごろに2人の1年生が登校してきました。「今来たの?」と声を掛けると、「色々あって大変だったんです」とのこと。訊くと、遠方から来ており、当初電車が止まっており、家で待機し、動き出したので家を出て電車に乗ったところ、乗り換える駅を間違えて行ったり来たりでやっとたどり着いたとのことでした。豪雨だし、電車も止まっているし、「休みたいな」と思ってもおかしくはありません。私は「諦めずによく来たね。偉いな」と褒めました。そばにいた担任も「ほんまによう来た。あっぱれや」と褒めていました。
 『気象警報及び交通機関運行停止に伴う措置』はホームページに掲載しています。また。生徒一人一人に渡しているスクール・ハンドブックにも記載があります。事前に説明もしています。これをしっかりと読めば、各自がどう行動したらよいかわかります。しかし、遅刻や遅延の連絡ではなく、毎回、何件か「学校に行かねばならないのですか?」、「お休みにはならないのですか?」という問い合わせの電話がかかってきます。その都度、丁寧に応対をしてもらっていますが、高校生なのですから、ホームページやスクール・ハンドブックを見て自分で判断してほしいと思います。早い人は2~3年で社会人として仕事をすることになります。高校はそれまでの教育期間とは異なり、社会人への準備期間ですから、自分の頭で考えて行動する癖をつけてくださいね。

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