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好文木(校長ブログ)
2021.04.07
令和3年度入学式式辞

 325名の新入生の皆さん、入学おめでとうございます。保護者のみなさまにも心からお喜び申し上げます。さて、義務教育を終えたみなさんは、今日から好文学園の生徒となり、高校生活が始まります。高校3年生、18歳になれば選挙権が与えられます。高校を卒業してすぐに就職し社会人となる人もいます。高校の3年間は、良き市民となる準備期間であると位置づけることが出来ます。市民とは主体的に政治や社会に関わる自立した人間を意味します。そこで、高校3年間をどう過ごし何を学ぶべきかについて少しお話をしたいと思います。
 最近はわからないことはインターネットで調べればすぐにそれらしき答えが得られます。SNSでは自分と同じ考えの人とだけつながることが出来、自分の意見が正しいとの思い込みが生まれます。そして匿名性の罠にはまり、誹謗中傷で他人を傷つけることになったり、一度拡散された不用意な発言が消去困難となったりして、自ら苦しむこともあります。情報化社会は非常に便利な社会であると同時に極めてリスクの多い社会でもあります。インターネットやSNSにはフェイク情報が溢れています。事の真偽を見極める目を持たねばなりません。
 そこで先ず、各教科の勉強を通してしっかりと基礎知識や技術の習得をしてください。基礎知識がないと、新聞や本を読んでも理解できません。入口を突破する力を身に付けてください。そして難しい問題にも挑戦をして自分の頭で考える癖をつけてください。社会に出ると先生もいませんし教科書もありません。頼れるのは自分自身です。
 次に読書に勤しんで下さい。何気なく字面を追うのではなく、考えながら読むことが大事です。そうすると、ものごとの筋道や論理が分かるようになってきます。読書を通して東西古今の英知に触れることが出来、様々な人々の思考や体験を知ることが出来ます。そしてそれは時にみなさんに感動と生きる勇気を与えてくれるでしょう。
 みなさんは、これからの3年間で勉強やクラブ活動そして友人関係などで失敗や挫折を味わうことがあると思います。失敗や挫折にめげることなく、そこから学び次に生かす力、「挫折力」を養ってください。みなさんの頭の中には、失敗や挫折は良くない事、避けるべき事だという考えがあるかもしれませんが、それは間違いです。失敗しない人は成功もしません、挫折を味わって初めて人の気持ちが理解できます。失敗や挫折は人として成長するための必要不可欠な試練です。
 私もこれまで沢山の失敗と挫折を繰り返し経験してきましたので、少しはみなさんの参考になる話ができると思います。悩んだときは遠慮せずに校長室のドアを叩いて下さい。みなさんと3年間、喜びも悲しみも共にし、笑顔で卒業の良き日を迎えられることを楽しみにしています。みなさんの健闘を祈念し、私の式辞といたします。

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