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好文木(校長ブログ)
2022.02.15
寒中暖あり

 立春が過ぎても寒い日が続いていますが、先日、自宅近くの川面に佇むカモの様子に少し春の気配を感じました。そして二つの嬉しい出来事がありました。
 一つは、私にSOSを出してきたので、進路指導をサポートすることとなった生徒が短大の看護学部に合格したことです。昨年9月から、面接や小論文の指導をしてきましたが、不合格続きで、一時は投げやりになり、「自分は看護師には向いていないのじゃないか」と泣き出したりもしましたが、「僕も何回も落ちた経験がある。諦めるのはまだ早い。最後まで一緒に頑張ろう」と励まし続けました。これが最後かという試験、朝10時に合格発表があると言っていたので、朝からそわそわして10時になるのを待っていました。10時過ぎてもなかなか連絡が来ないので、「今回もダメか!」と意気消沈し始めた時、10時26分「やったー!!合格出来ました」との連絡が入りました。息子と娘の大学入試以来、十数年ぶりのハラハラドキドキでした。2年生の時に躓き、あわやという時期もありましたが、よく頑張りました。彼女にとって、4月からが本当のスタートラインです。気を抜くことなく、3年後、無事に看護師の国家試験に合格することを祈ります。
 二つ目は、「同期」の卒業生2人に久しぶりに会えたことです。「同期」とは、15年前に私が本校の校長に就任した時、新1年生として入学してきた生徒たちなので、彼女たちがそう呼んでいるのです。一人は本校卒業後、短大に進学し、保育士となり8年しっかり勤めた後、コロナ前にカナダに遊学しました。もう一人は4年制大学の英文科に進み、卒業後は一般企業に勤めています。大学受験を控え、英語が全然できないというので、校長室で英語の基礎を教えたこともありました。
 コロナでカナダからの帰国が出来なかったのですが、年初に、「ようやく一時帰国することになったので、久しぶりに会いたい」と連絡をもらいました。昨年結婚し、カナダの永住権も取得したとのことでした。一般企業に勤めている卒業生もまた昨年結婚したとのこと。そこで、心ばかりの結婚のお祝いを携えて待ち合わせ場所に出向き、再会を祝しました。なかなかヤンチャ揃いのクラスでしたが、他のクラスメイトも、歯科衛生士や准看護師など、みんな自立して立派にやっているそうです。そして「好文に来たから、今の自分たちがある」と言ってくれたことが何よりうれしく感じました。
 投げやりになっていたり、挫けそうになっていたりする生徒に元気を注入することが我々の役割ですが、これは常に成功するとは限りません。この子たちに共通していたのは、積極的に話をしに来てくれたことです。手前勝手なクレームもありましたが、一理あるものもありました。それを聞き分け、傾聴と共感をもって接することで彼女たちとの信頼関係が出来上がり、コミュニケーションが成立するようになりました。
 とにかく、生徒が幸せになってくれることほど嬉しいことはありません。

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