好文木(校長ブログ)
2026.03.16
にーよん模試で中学生へメッセージ

 先週土曜日、西淀川区のマスコットの名前を冠した「にーよん模試」が行われました。これは、西淀川区内の4つの中学校の2年生が本校で模擬試験を受ける取り組みです。中学校校長先生と西淀川区役所からの依頼で、会場として本校をお貸ししています。また試験終了後には私から進路講話をしております。中学生としては国・数・英の3教科の試験が終わって「ああ、しんどかった」と早く帰りたいところに、「まだ話を聴かなあかんの?」という気持ちじゃないのかと思い、一旦はお断りしたのですが、是非にということでお引き受けしました。最初、1時間を予定しているといわれたのですが、それは長すぎると20分にしていただきました。一度やればいいかなと思っておりましたが、評判がいいから続けてほしいとのことで今年で4回目となりました。昨年までは試験終了後、教室からアリーナに移動していましたので、アリーナのシート敷き椅子出しと片付けを本校生徒に頼んでいました。今年は試験終了後、教室に残ったまま一斉放送で行うことにさせて頂き、時間も短縮して約5分で下記のような話を致しました。

 みなさんこんにちは、好文学園女子高等学校長の延原です。今日はにーよん模試受験、お疲れさまでした。試験の出来具合はいかがでしたか。結果が返ってきたら、出来なかったところをしっかり復習して、できるようにすることが大事です。
 月が替わると、みなさんはいよいよ3年生となり、高校の選択にかかることになります。「百聞は一見に如かず」と言います。複数校のオープンスクールに参加し、各高校の内容を見比べて本当に行きたい高校を選んでください。
 行きたい高校が決まったら、その高校に合格するという「状態目標」が設定できます。次は「行動目標」を設定します。目標の高校に合格するための行動計画です。例えば、毎日の勉強量や勉強する科目の配分などを決めます。最後は「数値目標」の設定です。例えば、過去問をやって、数学はいつまでに何点までとれるようにするなど、科目ごと、項目ごとに決めていきます。あとはこの目標に従って勉強を開始するだけです。
 勉強は量と質が大事ですが、右肩上がりで伸びることはあまりなく、伸びたと思ったら暫く停滞したり、下がったりすることもありますが、一喜一憂せず、目標に従ってPDCA(Plan-Do-Check-Action)を回しましょう。ここで特に大事なのはCheckとActionです。出来なかったところを調べてできるようにする、弱点を補強するということです。これを繰り返してゆくと実力アップにつながります。
 部活動を思い描いてください。地区大会での優勝や近畿大会出場など目標を立てて練習していませんか。そしてコーチと一緒に練習メニューを考えてそれに従ってやっているでしょう。上手くいかないところは徹底的に出来るまでやりませんか。勉強も同じです。
 全ての教科の基盤である国語力をつける方法は、考えながら「読書」することです。論説文は論理的思考を、小説は想像力、共感力を育てます。考えながら本を読むということは受験だけでなく社会人となって仕事をする上でさらに役に立ちます。私が大学を卒業して暫く勤めていた会社で社長を務められその後民間登用で中国大使になられた丹羽宇一郎さんは「本を読まないような人は経営者にしてはいけない」とまで言っておられました。丹羽さんは昨年12月にお亡くなりになりましたが、たくさん本も書いておられ、その中に『死ぬほど読書』(幻冬舎新書)がありますので、興味があれば読んでみてください。
 来年の春、みなさんの希望が叶うことを心からお祈りして、応援メッセージといたします。

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