好文木(校長ブログ)
2022.12.06
師走雑感

 11月30日の午後からぐんぐん気温が下がり、師走らしい寒さです。庭の南天の実が真っ赤に色づいています。
 厚生労働省の発表によれば、2022年度の出生数は80万人割れが確実とのこと。減少率は過去10年平均の2倍となり、このまま行くと30年後には年50万人程度まで落ち込むとの予測です。また、大阪府教育庁の調べでは、府内公立中学校卒業者数は2022年67,118人(実績)が2031年には60,970人(推計)にまで減少します。1987年147,907人(実績)を100%とすると41.2%となります。
 昨日、大阪私立中学校高等学校連合会の会合の後、懇意にしていただいている校長先生と場所を替えての懇談後10時過ぎに帰路につきました。阪急西宮北口駅に10時45分ごろに着き、電車のドアが開くといつものように塾帰りの小学生がなだれ込んできます。昨晩は私のいた車両には5~6人の女子のグループが乗り込んできました。手には必勝と書かれた鉢巻を持っていました。「こんな遅い時間まで大変だな」と思いながらも、自分も同じだったなと往時を懐かしく思い出しました。
 当時は今のような大手塾はなく、個人塾でしたので、人数も少なく私たちはいたって静かに電車に乗っていたと思います。最近は車内を走り回ったり大声でしゃべったりとマナーはあまりよくありません。今は東京で勤めている息子が以前大阪勤務だった時、「疲れて帰ってくるのに腹が立つ。「うるさい」と怒鳴ってやった」というので、「そんなに怒ってやるなよ」と言っていたものですが、確かにうるさい。しかし、この子らが縮小日本を支えるのだと思うと、目くじらを立てるのはよそうと思いました。
 本校は5年後に創立90周年そして15年後に創立100周年を迎えます。小さくともきらりと光る本物の教育機関としてしっかりと次世代に引き継ぐのが私の使命と考えています。2022年日本の男性の平均寿命は81.47歳、創立100周年に私は80歳になります。使命を果たし「老兵はただ消え去るのみ」となるならば、男子の本懐です。

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