好文木(校長ブログ)
2024.12.23
終業式を終えて
20日の終業式では、最初にオープンスクールでの生徒の協力に感謝の気持ちを込めてお礼を述べました。そして、オープンスクールで話した私の考え方を改めて在校生にも伝えました。スローガン「個性創造」の意味、キャッチフレーズ「やればできる——-」の理由、「挫折力」の重要性、そして新たなスローガン「自由闊達にして愉快なる学園の建設」のために必要な「主体性」と「センス」について、パワーポイントを使って簡潔に話をしました。生徒たちは真剣に聞いていました。
芸術エリアは作品を作ることから実にアウトプットが顕著です。基礎となるデッサン力をしっかりと身に着けた生徒たちが独自の表現力を縦横無尽に発揮しています。先日ある大学の学長とアドミッションオフィス部長が来校され、校内をご案内したとき、美術部やマンガアニメコースの生徒作品をご覧になり「これは本学の学生の作品よりはるかにレベルが高い」と感嘆の声を上げておられました。
芸術系のパフォーマンスは私学最高レベルと自負していますが、一般の授業におけるアウトプットが課題です。課題解決型の授業を増やしたいと思います。今年から進学フロンティアコースは関西ニュービジネス協議会主催のビジネスコンテストに出ることができるようになりました。他のコースも含めてもっと社会の課題を抽出し解決策を考える取り組みを進めてほしいと思います。その過程で自ら学ぶ姿勢が身についてゆくと思います。自由闊達で愉快が学園を築くためには、先ず教員による自由闊達で愉快な授業が求められます。教員が主体性を発揮しセンスを磨くことを期待します。
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