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好文木(校長ブログ)
2021.09.18
進路指導のお手伝い

 3年生の進路指導のお手伝いをしています。面接練習や志望動機・自己PRなど書いたものの添削や小論文の指導です。
 自己PRで気になるのは、「私は、協調性、忍耐力、コミュニケーション能力などがあります」などというものです。こういったいわゆる非認知能力は他人が判断するもので、自ら公言するものではありません。これはやはり、こういった能力を社会は求めているということを聞いているので、大上段に構えて言ってしまうんじゃないかと思います。
 大事なのは、自分の体験に基づいた具体的な事柄を話せるか、書けるかということです。それが他者との差別化につながります。「部活動を通じてチームワークとリーダーシップを身に付けました」ではきわめて抽象的です。部活動の中でどのような役割を果たし、どのような苦労をし、何を学び取ったかを具体的なエピソードを交えて言わなければ、相手の心に響きません。
 また、質も問われます。「趣味は読書です」と言えば、「どんな本を読んでいますか?」と訊かれるでしょう。その時、例えば、岩波文庫や岩波新書などをはじめとする定評ある文庫や新書に収められている小説や評論など、読後の感想を交えて答えられれば良いでしょう。いわゆるライトノベルやエンターテインメント小説だけでは物足りません。
 最近はほとんどの大学が入学者受け入れの方針であるアドミッションポリシーを公開しています。従って、それをよく理解して、そのポリシーに賛同していることが分かるような内容を志望動機に入れることが肝要です。
 小論文は「日本の教育について論じよ」というテーマ型から、示された図やグラフなどの資料の特徴を述べ、それに対する自分の意見を書く資料型が主流になってきました。先ず、資料から要点を読み取る能力が図られます。そして次は、それを要領よくまとめる能力、最後に自分の意見をきちんと書ける能力が試されます。小論文を書くためには、日頃から新聞や本を読み社会の出来事に関心を持っていることが必要です。付け焼刃での対応では苦労します。
 なかなか骨が折れますが、少しでも生徒の良さを上手に表現し、出来るだけ論理的な話や文章になるようにアドバイスをしています。

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