好文木(校長ブログ)
2021.09.14
トンネルの先に
今年は残暑が少しましなようで、朝晩はかなり涼しく過ごしやすくなってきました。今日は雨で10月中旬の気温です。これも世界的な異常気象の影響なのでしょうか。
さて、緊急事態宣言が30日まで延長されましたが、感染者は急激に減ってきました。
東京では7月末時点で、お盆が終わるころには一日の感染者が8,000人、場合によれば10,000人に上るかもしれないと専門家が警鐘を鳴らしていましたが、8月13日の5,773人をピークに激減し、昨日は611人まで減ってきました。大阪も9月1日の3,004人でピークアウトし、昨日は452人となりました。全国的に驚くほど急激に減少しています。ワクチン接種を2回終えた人は50%を超えました。ワクチン接種の進展が効果を発揮していると考えられます。
菅首相が8月25日の記者会見で「明かりははっきりと見え始めています」と述べた時には大ブーイングを受けましたが、結果として首相の見通しは正しかったということになります。この状況が一月早く来ていれば、自民党総裁選も違う形になっていたかもしれません。
政府は希望するすべての人の接種を10~11月には終える予定で、これに合わせて行動制限の緩和を進める方針です。本校では11月に修学旅行を控えています。現在、場所と日程に変更を加えて実施を調整しており、追い風になると思います。民間病院が圧倒的に多い日本の国情から、病床逼迫は容易に解決できないでしょうが、長いトンネルの先にようやく少し光が見えてきたように思います。但し、変異株の出現など不確定要素もありますので、気は緩められません。
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