
2025.07.13
他山の石
猛暑のため校庭のヒマワリもぐったりしています。例年なら丈も伸びてこれから大きな花を咲かせるところですが、背も伸びず生育が良くありません。バスケ部の生徒が水遣りをしてくれていますが追いつきません。丈の低いまま花をつけて枯れかけているのも見受けられます。酷暑と物価高の中で参院選が戦われていますが、ヒマワリも青息吐息と言ったところです。
「運のいいことに能登で地震が」という発言が与党議員から飛び出し問題になっています。「三田市の食べるコメはまずい」と発言をした市長もいます。昔は政治家の失言と言えば、その人の政治信条を表すもので、場合によれば「私の信条はこうだ。何が悪い」と開き直りも支持されることもありました。しかし最近は「なんでそこでそんな馬鹿なことを言っちゃったの」とあきれるような発言が多くなりました。「能登の地震」と「運のいい」と言う言葉が結びつくはずがありません。地元のコメを誇るのに他のコメを引き合いに出す必要もありません。全くナンセンスです。自分の主張をファーストにして、相手の心情に心が至らず共感が欠如しています。学歴を積み経験も豊富で社会的地位があるにも関わらず、こういう発言になるのは自らの地位に対する慢心もあるのでしょうか。「高学歴、必ずしも人をつくらず」の一例だと思います。
私も人前で話す機会がありますので、言葉にはかなり気を配っています。それでもたまに「あの言い回しはちょっとまずかったかな。誤解されていないだろうか」と後で気になることもあります。自分の考えを伝えることは大事ですが、人に嫌な気持ちを抱かせては元も子もありません。言葉は人を元気づけもすれば傷つけもします。他山の石としたいと思います。
新着記事
2025.07.13
他山の石
2025.07.08
学歴の有用性
2025.07.04
3年生、卒業アルバム写真撮影
2025.07.02
期末考査後の授業について
2025.07.01
3年生とのランチタイム