8月27日（土）、コロナで2年間中止されていた淀川の花火大会が3年ぶりに開催されました。「A3（エーキューブ）が出来たら、屋上から花火を観られるよ」と生徒たちに話していたのですが、実施できないまま2年が過ぎていました。花火大会が再開されることから、生徒会の発案で学校を開放して希望者に見てもらおうということになりました。
　コロナ第7波が収束していないなので、生徒とその家族に限ることにしました。始まる19時半を前に、三々五々人が集まってきました。生徒会の生徒や部活動で残っていたバスケットボール部、ソフトテニス部、弓道部、フォトデザイン部などの生徒と保護者、家族100人ほどが、A3（エーキューブ）の屋上、別館3号の屋上、別館4号8階ガイダンスルームに分かれて鑑賞しました。A3屋上では心地よい風に吹かれ密とは程遠い環境で、みんな1時間の花火を堪能していました。その様子を数人の卒業生に送りましたところ、来年は是非学校で観たいと言っていました。来年こそはコロナが収束して心置きなく卒業生も呼んでみんなで盛大に花火を観たいものです。
　翌8日（日）、朝からテニスでひと汗流しシャワーを浴びて、筝曲部をご指導いただいている辰野千代子先生の記念コンサートが開かれているJR尼崎駅前のホテルヴィスキオ尼崎に駆けつけました。辰野先生は本校の卒業生であられ、80歳を越えてなお意気軒昂です。宮城道雄に心酔され宮城曲の研鑽に努めてこられました。尺八の坂田梁山先生との共演は年輪を感じさせる素晴らしいものでした。ともに聴いた筝曲部の生徒と顧問にとっても大いに今後の練習の糧となったと思います。
　辰野先生のコンサートを第一部が終わると中座させていただき、今度は阿波座にある江之子島文化創造センターに急ぎました。大阪私学美術工芸教育研究会会長として第71回大阪私学美術展表彰式に出席のためです。今年も本校は6年連続で学校団体優秀賞を頂き、5つの特別賞のうち、4年連続の大阪府知事賞をデザイン美術コース3年生の北恵志歩さんが、江之子島文化創造センター長賞を同じく橘高来夢さんが受賞しました。北恵さんと橘高さんに私から直接賞状を授与することが出来、とても嬉しく思いました。
　この日は朝からスポーツに、音楽に、そして美術にと誠に贅沢な一日を過せました。