好文木(校長ブログ)
2020.04.30
卒業生からの便り

カナダに語学留学中の卒業生からLINEをもらいました。彼女は保育コースを卒業後、
短大で保育士の資格を取り、保育士として一生懸命に仕事をしてかれこれ7~8年になるかと思います。昨年、長年の希望だった海外留学に踏み切ったそうです。
彼女からの報告によると、カナダは1カ月以上前からロックダウン状態で、レストランはtake outだけで、スーパーとドラッグストアーぐらいしか開いていないそうです。学校もオンライン授業で、すべての公園は封鎖。基本的にみんなStay Homeとのこと。いつも桜が咲いて賑わう大きな公園は入ったら罰金を取られるとか。なかなか厳しい規制が敷かれているようです。仕事がなくなったルームメートに失業手当が毎月$2000支給される国の対応に驚いています。カナダ政府はそろそろ経済活動再開の準備段階に入ったようですが、周りのカナダ人から、日本の危機感の薄さや対応の遅さ、PCR検査数の少なさなどについて疑問を呈され困っているようです。
最近は家庭菜園も始めて、汗だくになりながら畑を耕し、キャベツやレタスの苗やネギの球根を植えているそうですが、野ウサギに葉っぱを食べられたり、鳥やリスに球根をほじくられたりと、悪戦苦闘しながらもカナダの自然を満喫しているようです。
彼女は、初めて親元を離れカナダに留学し、困難や悔しい思いも経験しながら、新しい価値観に出会えて自分の世界が広がり、楽しい思い出作りもできたと言っています。また、今後は英語を使って子どもに関われる仕事をしたいという新たな目標も見つけられたようです。
こんなことを言うと彼女は怒るでしょうが、十数年前に本校に入学してきた時を思い起こすと、彼女の成長には目を見張るものがあります。数年前、本校に帰ってきて保育コースの在校生に先輩として話をしてくれましたが、その時からまた今回のカナダでの経験を経て一回り大きくなったのではないかなと思います。秋ごろには帰国する予定とのこと、コロナも収束し、久しぶりにゆっくり話を聴かせてもらいたいなと今から楽しみにしています。
もう一人、カナダ留学中の彼女と本校でクラスメートだった卒業生は、大学卒業後、企業に勤めています。昨年4月、総務部から経理部に異動したそうで、現在は在宅勤務中。そこで、在宅勤務のメリットとデメリットを訊ねてみました。メリットは電話対応や突発的に頼まれる用事がない分、仕事に集中できること。デメリットは書類を会社から持ち出せず、家にプリンターがないため仕事が進めにくいこと。そして、出勤すれば他部署の人とコミュニケーションが取れ、上司や同僚への相談も気軽にできたが、家ではそれができないこと等々。なかなかリモートワークと言っても業種や職種で向き不向きがあることが判ります。
新型コロナで臨時休校が続く中、このように卒業生から近況報告をもらえることを大変うれしくまた有難いことだなと思います。
どうやら、緊急事態宣言は延長となりそうです。学校ではそれを見越して、みなさんが課題をやるうえで参考になる動画配信を準備しています。各教科の先生たちが作成に奔走してくれています。一両日中に届けることが出来ると思います。
学校の再開については、政府の方針に従い、大阪府から新たな要請がまた出されると思います。その折にはホームページならびに保護者メール「はなまる連絡帳」にて逐次連絡を入れますので毎日のチェックをお願いします。

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