好文木(校長ブログ)
2020.04.27
ここが我慢のしどころか
緊急事態宣言発令により、臨時休校が延長され20日になります。生徒のみなさんも休校疲れを感じているのではないでしょうか。私も早く日常生活に戻り、みなさんの顔を見たいとイライラしています。
そんな中、残念な発表がありました。今年のインターハイ(全国高校総体)が中止と決まりました。インターハイを目指して部活動に励んでいたみなさん、特に最後のチャンスとなる3年生にとっては口惜しい限りだと思います。
感染者が90万人を超え、死者5万人以上に上るアメリカで、経済活動再開への要望が強くなり、一部の州では自粛が解かれつつあります。
しかし、米連邦準備制度理事会(FRB)、米ニューヨーク連邦準備銀行とマサチューセッツ工科大学のエコノミストが、1918年のスペイン風邪について興味深い論文を発表しています。
外出や社会的距離の制限は、短期的に経済に深刻な影響を与えるが、全米の30州を調べた結果、制限を長く続けた街の方が死者が少なく、収束後の雇用も伸びていたというのです。(週刊ダイヤモンド 2020/04/25)
ここ数日、東京や大阪の感染者数は少し減少に転じています。ゴールデンウィークはstay homeウィークにという呼びかけの効果も出るだろうと思います。しかし、1世紀前の歴史の教訓に学ぶなら、ここで規制を緩めることは賢明な判断とは言えないということになるでしょう。ここは我慢のしどころかと思います。
こう考えている中、先ほど大阪府から5月10日までの臨時休校延長の要請が入りました。
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