
4月第2週から中学校へのご挨拶周りを開始し、その間ゴールデンウイークを挟み、5月1日に全校で大阪・関西万博見学会を実施、8日は第75回体育祭をAsueアリーナで開催しました。従って久しぶりの「好文木」となります。
4月中旬かなり暑くなり、夏服に衣替えをしたもののまた気温が下がる寒暖差の激しい気候でまたまた冬物のスーツやジャケットを出して着ています。四季の国と言われた日本はこのところ冬と夏の二季の国になってきました。とは言え冬から夏へスパッと切り替わることがないため、その日その日の天候により適切な服装を心掛けることが必要です。登校する生徒も半袖ブラウスの生徒もいれば、カーディガンにジャケットを着ている生徒もいます。街では半袖とトレンチコートが同居する光景も見られます。
トランプ関税が世界を震撼させています。歴史学者のユヴァル・ノア・ハラリ氏は自由主義的な秩序は「力による支配」に変わり、要塞国家同士が取引で張り合うと帝国主義が再び台頭し軍拡競争が激しくなることに警鐘を鳴らしています。歴史が逆回転する中で、「いのち輝く未来社会のデザイン」をテーマとした大阪・関西万博が開催されていることは皮肉です。
今回の万博見学では、事前予約で割り当てられていたPASONAのパビリオンを見学した後、アラブ首長国連邦およびフランスのパビリオン、コモンズに入っていたウクライナのブースなどを見ることが出来ました。ごく一部のパビリオンしか見ていないので万博全体の良し悪しを語ることはできませんが、各国の伝統や文化芸術がどのように未来社会のデザインと繋がるのかという点が若干不明瞭だと感じました。生徒の評価も分かれており、歩くのが大変で今回で十分という生徒もいれば、非常に面白かったので一緒に行くため早速親にチケットを予約してもらったという生徒もいます。一度行っただけでは全体像を把握するのが精一杯です。何度か行くうちに慣れてきて多くのパビリオンを訪問できると思います。私自身、話題のパビリオンは見てみたい思いがありますが、スマホでのチケット購入や事前予約など面倒だなと躊躇しています。また日陰や雨宿りする場所が少なく、梅雨時や酷暑時などはそれなりの準備と覚悟が必要です。
万博と体育祭という大きな行事が終わり、学校はようやく落ち着きます。