先週末、好文明華祭が開催され、コロナから完全復活した文化祭となりました。1日目の尼信アルカイックホールでの舞台公演は最優秀賞と優秀賞のツ―トップは3年生が射止めました。3年8組は「舞台版ポケットモンスター ピカチューの逆襲」は年中無休で働かされたとしてピカチューがサトシを訴えるという裁判劇、果たして二人の間に正式な労働契約があったのかが焦点となりました。3年2組はAIに何でも聞こうとする生徒たちに悲鳴を上げるAI。ともに社会的な問題を取り扱った3年生らしい劇でした。2日目の校内も保護者や中学生、卒業生がたくさん来て盛会のうちに幕を閉じました。生徒たちの反応も概ね「楽しかった」と好評でした。生徒会が中心となり司会や運営をリードしてくれました。アルカイックでの司会は原稿を読むのではなくアドリブを効かせて自然な感じで大変聞きやすく良かったと思います。
校内は以前に比べるとずいぶんと自由な文化祭になりました。舞台での化粧や衣装は、その舞台が終わったらすぐに落とさせ制服に着替えさせていました。これを文化祭の時間帯はそのままでよいと変更しました。今回は前日のアルカイックで好評を博したひょうきんな衣装と化粧のピカチューが校内を飛び回っており人気者になっていました。
クラスTシャツや舞台衣装は事前に届け出て生徒指導部でOKをもらったもののみ認められます。これは以前、肩や胸が大きくあいたきわどい衣装を着ようとする生徒がいたために事前許可制となったものです。舞台に出るとか呼び込みをするとか目的が求められ、有志で楽しむためだとか文化祭途中での申請はダメとなっているのですが、もう少し柔軟な対応をしてもいいのではないかと思う場面もありました。オンとオフの切り替えをきちんとすれば、文化祭を思いっきり楽しんでほしいと思います。
今はまだ化粧や衣装そして舞台や展示の内容については生徒会指導部と生徒指導部主導になっています。生徒会(生徒)がより主体的に責任をもって判断でき、教員はよほどのことがない限り口出しせずともよいレベルにもっていってほしいと思います。教育の更なる深化と進化を期待しています。