生徒のみなさん、変わりなく過ごしていますか。部活もできず、遊びにもゆけず、さぞかしストレスが溜まっていることだと思います。かくいう私も、非日常な毎日で、みなさんの顔も見ることが出来ず、ちょっとストレスを感じるようになっています。
今日は4月にしては寒く、冷たい雨が桜を散らしています。本来ならばこの時期は、新入生を迎えオリエンテーションや部活動紹介に飛び回り、活気ある学校生活が展開されているところですが、校舎内には生徒の姿はなく寂しい限りです。
生徒のみなさんには各教科からたっぷりと課題を出すとともに、文科省推奨の学習支援コンテンツを保護者連絡メールにて紹介していますので、利用可能な人はこれも使って勉強を進めてください。また、学校から健康管理のメールを配信していますので必ず回答をお願いします。
家に居ながら毎日の授業が時間割通りに映像を通して受けられるのが理想ではありますが、日本はICT教育の環境整備は欧米や中国、韓国に比べると随分と遅れています。国内では公立校は一部地域において市や区が率先して、また私学においては一部の進学校が環境を整え映像授業の配信を試験的に行いつつあるようですが、まだまだ一般的ではありません。発信側の設備環境を整えるとともに、受信側の設備環境も整わねばなりません。本校でも前向きに検討を進めていこうと考えていますが、費用対効果の検証が必要であり、時間を要します。今は紙媒体での学習で対応せざるを得ません。
一方、教職員については、休校中でも教材研究や校務分掌、事務の仕事があるのですが、緊急事態宣言が発令され、人と人の接触を8割削減するよう要請のある中、公共交通機関を使って全員が通勤することは政府の感染拡大防止の趣旨に反します。そこで原則は自宅勤務に切り替えて、人数を限り交代での出勤としています。
工事中のサブグラウンドは、アスファルトが敷かれ、防球ネットも設置が進んでいます。5月末までには完成予定です。新しいテニスコートでの始球式が楽しみです。
東京や大阪の感染状況を見ると、5月6日までに収束するかどうか心配です。生徒のみなさんにはくれぐれも行動に注意をし、感染防止に努め、学習に励んでください。必要な連絡はホームページ及び保護者連絡メール「はなまる連絡帳」にて行いますので、日々確認をお願いします。