
各地で40度を超える酷暑日が出て、熱中症患者も増加しています。朝、玄関ドアを開けると、蝉しぐれに包まれます。蝉自体はあまり好きではありませんが、蝉しぐれは嫌いではありません。暑苦しいと感じる向きもありますが、むしろその暑さを吹き飛ばすぐらいの蝉の大合唱は痛快です。
そんな中、大阪私学美術展の表彰式に出向きました。大阪市立美術館に戻って2回目の展覧会です。本校は今年10年連続の学校団体優秀賞を頂き、3年生が昨年に引き続き7回目の特別賞の最高位大阪府知事賞を獲得しました。タイトルは『輪郭を得る』、実に精緻な自画像です。「府知事賞を獲るぞ」という意気込みで描いたと話す生徒は満面の笑みで、ご両親も大満足のご様子でした。知事賞にふさわしい作品です。
今年も生徒たちが制作中のアートラボに何度も足を運びました。どんどん変化してゆく絵を見ると期待が膨らみます。そして期待通りの出来映えに仕上がると嬉しくなります。今年もそういう作品が何点もありました。そのうちの一つで私が最も気に入ったのが写真の絵タイトル『Horizon』です。これは産業革命時のロンドンを描いています。優秀賞を獲得しました。作者によれば、「もう少し時間があれば、少年に帽子を被せたり、脇に皮袋やランプを置いたりしたかったのですが、」と口惜しそうに語っていました。確かに、それらが加わるとさらに引き締まっただろうと思います。彼女のセンスの良さを感じました。工場から黙々と煙が立つ街を眺める少年は何を思っているのでしょうか。彼の父親が工場で働いているのでしょうか。様々な想像が頭をよぎります。「実に良い絵だ」と思います。校長室に飾りたい絵です。
先ほど、美術館から作品を引き上げてきました。美術部顧問が「オープンスクールで中学生や保護者の皆さんに見てもらえるように、ギャラリーだけではなく校舎のあちこちに作品を置きたいと思います」というので、大賛成しました。秀作がたくさんあります。好文のスローガン「個性創造」のすばらしさ伝えたいと思います。







