好文木(校長ブログ)
2022.04.07
絶好の入学式日和

 昨日、満開の桜の下、入学式を挙行しました。暖かく風も穏やかで絶好の日和でした。
 10時開式の予定でしたが、10分前には全員が揃っておりましたので、5分早く9時55分にスタートしました。今回も国歌と校歌の生演奏と斉唱は控え、CDでの清聴としましたが、校長式辞、新入生誓いの言葉、保護者会会長挨拶と必要なプログラムを簡潔にこなし、30分で終了しました。
 今朝の日経新聞の『春秋』に、三菱総合研究所理事長の小宮山宏さんが2005年に東京大学学長となった時、最初の大仕事が入学式の式辞だったということが書かれています。私も企業人から校長になった2007年4月、最初の大仕事はやはり入学式の式辞でした。今読み返してみますと、我ながら当時の意気込みを感じます。
 私は式辞や校長講話は出来るだけ短く簡潔にを心がけています。校長として伝えたいことは山ほどありますが、生徒の集中力が続くのはせいぜい5分と考えて、ポイントを絞るようにしています。それでも棒読みではなくしっかりと生徒の顔を見てゆっくり話すとなると、7~8分ぐらいになります。
 今年卒業した3年生には、積極的に私の話の講評をしてくれる生徒がいました。始業式や終業式、オープンスクールでの挨拶の後で感想を聴けました。「ちょっと長かった」とか「今日は時間もバッチリで良かった」等の評価が返ってきます。けっして生徒に迎合するのではありません。効果を検証しているのです。いくら自分が良いと思う話をしても、生徒の頭に残らなければ、それは自己満足に過ぎません。短くとも印象に残る話を心がけるために、生徒の評価を参考にしています。今朝も登校してきた1年生数人に「昨日の僕の式辞の内容覚えている?」と訊いてみましたが、概ね理解してくれていたようで安心しました。
 式終了後のホームルームが終わると、11時半ごろには新入生は保護者と合流し、天然芝のグラウンドに出て三々五々に写真撮影に興じていました。保護者にも好文学園の特色の天然芝のグラウンドのふわふわ感を堪能していただけたのではないかと思います。正門前では撮影に行列ができていました。緑の芝生と鮮やかなピンクの陽光桜やソメイヨシノが青空に映え、実に長閑な入学式後のひと時でした。

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