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好文木(校長ブログ)
2021.04.08
令和3年度1学期始業式講話

 昨日、晴天の中、令和3年度の入学式を挙行しました。325人の新入生を迎え、今日から新しい年度がスタートします。新入生は慣れない環境に不安を抱いていることと思いますが、先輩たちも通ってきた道ですから、過度な心配は不要です。上級生は丁寧に対応してあげてください。
 さて、新型コロナ感染症は、全世界の累計感染者数は1億3千万人を超え、死者も286万人を越えました。日本国内では、感染者累計49万人超、死者累計9,300人超となっています。ちなみに最初の緊急事態宣言が発出された昨年の4月7日の国内感染者数累計、死者累計はともに、現在の100分の1です。
 当時、学校は一斉休校中で、多くの商業施設が営業を自粛し、街は静まり返っていました。その後、第2波、第3波が来ましたが、勉強の遅れや経済の収縮を回避するため、営業時間の短縮という緩やかなものになっています。
 人類の歴史は感染症との戦いともいえます。ヨーロッパでは何度もペストの災禍に見舞われ黒死病と怖れられました。また今から100年前、第一次大戦時に世界的に流行したスペイン風邪では、世界人口の3分の1が感染し、死者は最大で1億人に達し、日本でも39万人から45万人が亡くなったと言われています。そして感染の終息まで約3年かかったそうです。当時はワクチンもありませんでしたから、集団免疫ができるまで待たざるを得なったのです。
 カミュの小説『ペスト』の中に、次のような一節があります。「世間に存在する悪は、ほとんど常に無知に由来するものであり、善き意志も豊かな知識がなければ、悪意と同じくらい多くの被害を与えることがある。」私たちはパンデミック下に起こるSNS上のデマや噂に踊らされることなく、正しい情報や知識に基づき適切な判断ができるよう心がけたいものです。
 当初18カ月かかると言われたワクチンが1年足らずで開発されました。接種が進むアメリカやイギリスでは日々の感染者が減少傾向にあり、日本での接種も順調にいけば、年内にある程度行き渡り、感染収束に向かうと期待をしていました。しかし、ここにきて、感染力の強い変異型が各地で拡大し始め、10代以下の若者の感染リスクが高まっているとのこと。大阪・兵庫・宮城の3府県では「まん延防止等重点措置」が適用されました。
 大阪府では、体の接触や大声を伴う部活動の中止を府立学校に求めるとともに私立学校にも同じ対応を促しています。本校でも春休み中の部活動にて陽性者が出ており、保健所の指示に従って部員ならびに顧問は自宅待機をしています。辛い思いをしていると思います。元気になって出てきたら温かく迎えてあげてください。従って、校内での部活動には十二分に注意するとともに、当面の間、公式戦を除く交流試合や練習試合は校外、校内を問わず禁止といたしますので、順守してください。残念ながらまだまだ不自由な日々が続きます。緩み始めた気持ちを引き締め、辛抱強く感染防止に努めて行きましょう。みなさんとの1年がより良いものでありますよう祈っています。
 

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