好文木(校長ブログ)
2024.07.03
夏到来

 朝、校門に立っていると、後ろの芝生のグラウンドの樹木からセミの鳴き声が聞こえてきました。いよいよ夏の到来です。今日から新紙幣の流通がスタートします。1万円、5千円、千円それぞれ近代日本の経済、教育、医学に大きな貢献をした渋沢栄一、津田梅子、北里柴三郎の肖像が印刷されています。
 渋沢栄一は2021年NHK大河ドラマ「青天を衝け」の主人公として取り上げられました。私は高校時代に城山三郎の小説『雄気堂々』を読み、渋沢栄一の破天荒な人生と私欲のなさに感銘を受けました。『論語と算盤』に代表される道徳と経済の合一という考え方、そして資金や設備のみならず人もすべて資本となるものは集めて使う「合本主義」は現代にも通じる思想です。
 私学の経営はまさに「右手に算盤、左手に論語」です。少子化が進むなか、生徒集めにしのぎを削っています。そして今年もOMMで開催される大阪私学展が来月(10日、11日)に迫ってきました。毎年ブースの位置が気になりますが、今年は超人気校の隣です。広報部にしっかりと準備をするように発破をかけました。
 私学展はコロナ下では時間と人数を制限して行われたのですが、コロナが明けると以前に戻り多くの来場者でごった返します。それにも負けないぐらい各校の関係者が多く、通路をまっすぐに歩くのも困難な時間帯もあります。怒涛の2日間といった様相です。私学展が終わるといよいよオープンスクールが本番を迎えます。好文学園の魅力をいかにじっくりと正しく一人でも多くの中学生と保護者に伝えることができるかが試されます。
 

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