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好文木(校長ブログ)
2020.07.30
就活戦線異状あり

 すっかりおなじみになったアメリカのジョンズ・ポプキンス大学のまとめによると、7月29日現在の世界の新型コロナ感染者数は約1,670万人、死者は約66万人です。毎日、日経新聞には上位30か国・地域の数が掲載されています。トップはアメリカで、感染者約430万人、死者約15万人です。30位がスウェーデンで感染者約79,000人、死者約5,700人です。一方、日本はというと、感染者32,801人、死者1,004人です。
 世界的にみると、日本は感染者、死者ともかなり低く抑えられています。ここにきて、PCR検査数の増加に伴い、都市部中心に全国的に感染者数が増加していますが、無症状か軽症の若い感染者が増えており、重症者はあまり増えておらず、第一波とは少し状況が異なっています。ただ、ウイルスは時々刻々と変わるので油断はできません。毎日の感染者数に一喜一憂することなく、「正しく怖れる」ことが肝要かと思います。
 Go To トラベルがGo Toトラブルになってしまった感がありますが、観光業は瀕死の状態です。通常、企業は毎月の売り上げの3か月分の余裕資金を持っていることが安全な経営だと言われています。3月からお客さんが減り始め、4月7日に緊急事態宣言が発出されましたので、まるまる3カ月以上になります。このままでは資金が底をつく企業が出てきてもおかしくありません。
 さて、西村経済再生担当相から企業に対して、テレワーク70%と時差通勤を組み合わせるよう要請がありました。菅官房長官からは、コロナ禍における観光と働きかたの新たな形として、「ワーケーション」という休暇を楽しみながらテレワークで働く方法が提唱されました。
 休暇を楽しみながら仕事が出来る、そんな優雅な働き方ができれば良いなと思いますが、ちょっとこれは、一般人には夢のまた夢のように思えます。作家なら、軽井沢や熱海の別荘で自然に親しみながら小説を執筆し、原稿を編集者に送るなどというスタイルは想像に難くないのですが、さて、どれだけの人びとがこういう働きかたができるものでしょうか。デザイナーやプランナーなども可能かもしれませんが、それでも一部の自己裁量が効く人に限られるでしょう。
 テレワークも常態化するとなるとどうでしょうか。当初は、満員電車で通勤するストレスから解放されて、他人に邪魔されず仕事ができるので楽だと思うでしょうが、ちょっとした相談が出来なかったり、オンとオフのけじめがつかなくなったりで、出社したほうが仕事がはかどると思う人も出るのではないでしょうか。
 オフィス街にある飲食店はお客さんが減って困っていると思います。オフィス・スペースの縮小も進み、家賃も下がるかもしれません。クールビズなどカジュアル化が進み売り上げが落ちているビジネススーツはさらに売れなくなるでしょう。様々な業種で閉店や倒産はこれから増えるでしょう。
 進路指導の担当者によると、ハローワークの話では、高校生の求人は大阪では3割減だそうです。特に飲食業や観光業が減っているとのこと。大卒市場でも大手航空会社の採用中止など影響は出ており、就活生にとっても厳しい年となりそうです。

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