先週土曜日、8年前の保護者会のミニ同窓会に出席いたしました。
新年早々に、「1月25日(土)にミニ同窓会を学校の近くのお店でやるので、校長先生ご都合よろしければお越しいただけませんか」との連絡を頂きまた。ちょうどこの土曜日は学校がお休みでしたので「喜んで参ります」と返事をした次第です。
当時の会長さん、副会長さんとあと3名の方がお越しで私を入れて6名という本当にミニ同窓会でしたが、話が弾み昼前から夕方近くまで楽しい会話が続きました。その後、まだA3(エーキューブ)をご覧になっていないとのことでしたので、学校に行きご案内をいたしました。皆さん、好文の保護者会が楽しかった、娘を通わせてよかったと口をそろえて仰られ大変うれしく思いました。
今日の日経新聞のFuture of educationに「通ってみたい学校」の条件を調査した記事が載っています。日本大学の末冨教授が不登校ではない一条校に籍を置くマジョリティーの子どもや保護者の声を探るために2024年3月にSNS経由のオンライン調査を実施した結果です。対象は中学生1,000人、高校生1,000人と小中高生の保護者1,500人です。
学校に対する変革ニーズは①学びたい教科を多く学べる(カリキュラム変革ニーズ)②授業が分からないときなどの学習支援(学習支援ニーズ)③「上から目線じゃない」(教員変革ニーズ)④くつろいだり遊んだりできる(居場所ニーズ)です。このほかには「スマホを使ってもいい時間や場所がある」とか「1週間の授業数が今より少ない」などがあり、子どもがそれぞれ87%、75%に対し保護者は36%、25%と差がみられます。
末冨教授は、学習指導要領の消化に忠実すぎたり、進学指導は重視するが教員変革ニーズに対応しきれなかったりする従来型の一条校の淘汰がある時点から急速に起こる可能性を示唆されています。そして、生徒や保護者のニーズは、いまだに一斉方式の授業や統制型の校則を重視する一部の昭和レトロ型の学校と相性が良くないことは確かだとも指摘されています。
本校は上記の①から④のニーズに関してはかなり良い線をいっていると思います。9コース制による専門教科の充実、チュートリアル制度、「傾聴と共感」の指導、憩いのスポットの創設など。そして一昨年から新たなスローガンとしている「自由闊達にして愉快なる学園の建設」は教員と生徒双方の主体性とセンスを磨くことによって、これらを高度化するためのものだと考えます。本日の運営委員会においてこの新聞記事のコピーを各校務分掌長と学年主任に配布し日常の教育活動の参考にするよう指示をいたしたところです。