好文木(校長ブログ)
2024.06.12
コースディに同行

 昨日はコースディ、9つのコースがそれぞれ1年生から3年生まで同じコース内で独自のイベントを実施する日でした。私は進学フロンティアコースに同行しました。
 最初、守口門真商工会議所にて、ハウス食品さんとJR西日本さんから各々の会社の仕事内容や働く姿勢等につきお話をいただきました。講演前に担当の方々としばしお話をすることができました。最近は中学校や高校からキャリア教育の一環として講演を依頼されることが増えたそうです。自分たちが高校の時にもこういう試みがあれば良かったとも仰っておられました。やりがいやキャリアの選択方法についても自らの経験に沿った話をして下さいました。ハウス食品の方からは、クランボルツの「計画的偶発性理論」の紹介がありました。無理に進路を決めるのではなく、偶然の出会いを大切にし、様々な経験を積むことの重要性がわかり、進路を決めかねている生徒には大いに参考になったと思います。 2つの講演を聴いた後、徒歩でパナソニック・ミュージアムに行き創業者松下幸之助の
生涯や経営理念に触れ、パナソニック製品の変遷を見ることが出来ました。生徒たちは事前に渡されたプリントに学んだことを書き込みながら熱心に見学していました。
 今朝の日経新聞によれば、政府の「骨太の方針」のなかに、経営人材のリスキリング(学び直し)となる教育プログラムの新設により2025年度に3,000人の能力向上を目指す目標を掲げたとのこと。欧米のMBAで学ぶような経営理論や思考を身につければ収益力強化につながり賃上げを後押しできるというのは少し短絡的に過ぎるのではないかと思います。昨日、パナソニック・ミュージアムを訪問し、松下幸之助氏の経営理念に改めて触れただけに、この発想いかにも皮相に感じます。

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