共通テストを明日に控えた今日、特進コース3年生は6時間授業の後、各先生から激励の言葉をもらい明日に備えて早めに帰宅の途につきました。私も終礼時に顔を出し、激励してきました。
　どんな言葉をかけようかと思ったとき、もうここまで来たら泣いても笑っても明日からの2日間のテストに臨むしかありません。一瞬、脳裏に「是非に及ばず」という言葉が浮かびました。これは織田信長が本能寺で明智光秀に急襲されたときに発したとされる言葉で、ドラマや映画では山場のシーンに必ず出てきます。「もうこれはじたばたしても仕方がない」という諦めの意味を持っていると解釈していました。ところがもう一つ危機に瀕して諦めず乗り越えようとする意味があるとの説もあるらしく、信長がどちらの意味で言ったのかの論争があるそうです。
　ならばということで、「いよいよ明日共通テスト、今さらじたばたしても仕方がないね。「是非に及ばず」です。でも、2日間のテストは難しい問題やわからない問題が出題されても諦めず、できるところから説いて制限時間いっぱいあがいてください。これもまた「是非に及ばず」です」と話をいたしました。
　3年生のマンガアニメーションコースの生徒と昨年の生徒会長が、応援の絵馬を作って特進コースと他コースで共通テストを受ける3年生のために贈ってくれました。実に微笑ましいことではありませんか。みなさんの健闘を祈ります。