好文木(校長ブログ)
2022.01.31
卒業まであとわずか

 「光陰矢の如し」、本当に月日が経つのは早いものです。3年生は、今日が学年末考査の最終日です。このあとはテスト返却日と追試発表日などの数日の登校のみで、2月26日の卒業式まで一月を切りました。私にとっては15回目の卒業式の式辞の作成に取り掛かっています。今年もコロナ禍により、短縮型での式となりますので、式辞も短めにします。
私の手元には、すべての生徒のクラスごとの写真があります。毎朝玄関で出迎える時、様子が気になると写真で名前を確認します。しかし、マスクをしていると区別がつきません。1、2年生には申し訳ないのですが、3年生はコロナ前に入学していますので、マスクなしでの素顔を知っているだけに馴染みがあります。校長室に尋ねて来た生徒も多く相談に応じた件数も多いです。特に1年次には、クラスの雰囲気に馴染めなかったり、先生の授業や指導に違和感を感じたりして相談にくる生徒が多いものです。
 3年生に比べると、1、2年生の相談は少ないです。よく解釈すれば、それだけ問題がないということになりますが、私にはそうは思えません。年度ごとに生徒の雰囲気には若干違いがありますが、やはり、お互いがマスクをしていることが距離を生じさせているのではないかと思われます。
 さて、3年生には、1年の1学期の終わりごろから、毎朝8時7分ごろに登校してきては私と立ち話をしてから教室に向かう二人連れがいます。話の内容は暑いだの寒いだのとりとめのない話題がほとんどです。担任を介して私と話をしたいと言ってきて校長室に呼んだのが切っ掛けでした。生徒会にも入ってオープンスクールなどでは学校案内などで活躍してくれました。彼女たちと会わないと一日が始まらないような気持になります。お互い、「卒業したら寂しくなるな」と話していたのですが、いよいよその日が近づいてきました。
 3年の2学期から、進路の相談に乗り、面接や小論文の指導をしてきた生徒がいます。
1、2年次は勉強に気持ちが向かず失敗を繰り返していました。結果、受験勉強を始めるのが遅れ苦戦を強いられる羽目となりました。クラスメイトが次々と進路を決めていく中、失敗続きで焦りが生じていましたが、いよいよ明日が最後の入試です。かつての私自身の姿と重なり、何とか無事に合格し、晴れ晴れとした気持ちで卒業式を迎えてほしいと思います。
 正月3日、恒例の大阪天満宮への参拝時、合格祈願をしてきました。天神様のご利益あらんことを。
 様々な想いを載せて時は2月26日卒業式に向かって進んでいきます。

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