早いもので今日から12月、今年もあと1か月となりました。18歳にとっての1年も68歳にとっての1年も同じ1年なのですが、年々1年が経つのが早く感じられます。1/68が1/18より小さいからというわけでもないでしょう。
今朝の日経新聞に「職場の身だしなみ 自由の風」と題した記事が載っていました。職場の身だしなみに関するルールを見直す動きが広がっているようです。東京メトロは男女別の基準を統一し、従来より明るい髪色を認め、男性のピアスも許容。日の丸交通は勤務中のマスク着用を義務付けたうえでひげを許容。富士薬品は女性に義務付けていた「ナチュラルメイク」を廃止。ひげも許容。東村山市は服装を自由化し、襟のないシャツやジーパンも着用可能など。性別や国籍を問わず自分らしく働ける環境を整えることで、社員のモチベーションを高め、人材確保につなげる狙いがあるといいます。
アスレチックとレジャーを組み合わせた造語「アスレジャー」がアメリカを中心に広がっています。スポーツウエア―を普段着として取り入れたファッションで、体の線がくっきりと表れるので日本ではまだまだ抵抗があり、大学では禁止しているところもあるようですが、徐々に浸透してきています。オフィシャルとカジュアルの境界がどんどんなくなってきています。
本校では「自由闊達にして愉快な学園を築く」スローガンの下、主体性とセンスを磨く
ことを提唱しています。その一環としてルールについても社会の常識に照らし合理的でないものは変えつつあります。しかし、常識の変化が大きすぎるようにも感じます。物事の本質を深く考えて倫理的に正しい行動ができるための良識がしっかりと身についておれば、暴走する常識に歯止めをかけることができると思います。主体性とセンスはまさに良識人を作るエッセンスだと思います。







