22日放課後、第一回好文新時代フォーラムが開催されました。各クラスから2名の代議員と希望者の約70名が集まりました。教員は生徒指導、教務、進路指導、生徒会からそれぞれ2名の教員が出席しました。学年主任と私は意見を言わないオブザーバーとして見学しました。生徒会会長と副会長が司会を担当し、生徒指導部長が議事進行役を務めました。事前に各クラスで要望をまとめてもらっており、身嗜みと生徒指導上の心得に関する事項と学則についての事項に分けて意見開陳を求めました。
初めての試みでスムースに意見が出るか心配しておりましたが、最初に3年生が口火を切ってくれました。冬の防寒着と靴下についてです。オプションで指定のコートがあるのですが、値段が高いので購入者が少ないのです。また靴下は学校のマーク入りで制定品として販売していますが、消耗品ゆえ、しょっちゅう買い替えが必要です。自前の防寒着着用と紺色の市販の靴下購入を認めてほしいとの要望でした。これに続き、スカート丈がなぜ膝頭なのかとの質問、ネクタイをワンタッチから締めるタイプへの変更など質問や要望が出た後、メイクに話題が移りました。
1年生から「社会に出るとメイクは必要なので、高校時代から練習しておきたいので許可してほしい。ごてごてのメイクについては個別に生徒指導したらよい」との要望でした。これについて、3年生から「休み時間にメイクをする生徒も出てくるだろうから許可すべきではない」という意見、2年生からも「さらなる遅刻や電車内でのメイクも起きる可能性もあり許可すべきではない」との意見が出されました。土曜日授業についても賛否両論がでるなど非常に活発な意見陳述が続きました。各教員からもそれぞれの質問や要望につき各々の立場から丁寧な返答がありました。防寒着や靴下については考慮の余地ありとの意見が大勢でしたが、メイクについては学校生活に馴染まないとの意見が多かったです。約2時間で第一回フォーラムは終了しました。先ずは生徒と教員との間で、校則や学則について忌憚のない意見交換が出来たと思います。生徒たちの意見は中にはきわめて個人的なものもありはしましたが、総じてメリット、デメリットを考慮して発言しており、生徒への信頼度が高まりました。詳細は生徒会の会報「いぶき」にて公表され、次のステージに移ります。