Poco a poco 再整備計画が完了し、新しい憩いのスペースが誕生しました。以前、弓道場の脇にあった高木のポプラの切り株を椅子として使っています。我が家の庭に置いていた信楽焼のテーブルと椅子のセットもここで使ってもらうことにしました。メダカを入れるひょうたん池もできました。春から初夏にかけては実に気持ちの良い場所になることでしょう。生徒がお弁当を広げている光景が目に浮かびます。卒業生も帰ってきたらきっと喜んでくれるだろうと思います。
3月のこの時期は例年授業が終わっていますので、終業式までは全校生徒の登校はありません。とはいえ、クラブ活動に参加する生徒たちで、それなりに賑やかなのが学校なのですが、休校措置を継続しており、部活動も中止していますので、本当に閑散としています。
新型コロナウイルスは高齢者の重症化を招く一方で若年層は軽症で終わる確率が高いというのが専門家の共通認識のようです。学校の一斉休校の目的は「児童・生徒の健康と命を守るため」といわれますが、若年層は感染しても軽症で気づくことがない場合が多く、そのまま高齢者に感染を広げる危険性があり、多数が集まって活動する学校での感染リスクを減らすために一斉休校としたというのがどうやら正しい解釈のようです。
特に運動部の生徒たちは、2週間全く練習をせず自宅待機となっており、かなりストレスが溜まってきているのではないかなと思います。先日、文科省は行き場所のない児童・生徒のストレス解消を勘案し、学校の体育館等を開放して児童・生徒が運動をすることは問題ないとの見解を示しました。大人数ではなく換気ができ消毒等用意できれば、短時間の部活動も可能だと解釈できます。
しかし、一方で日毎に感染者が増えてきており、状況は悪化しているようにも思えます。大阪市の休校要請も延長され、政府は緊急事態宣言発令を可能とするインフルエンザ等対策特別措置法改正の手続きを進めています。依然、先行きの不透明感は拭えず、判断に悩むところです。