昨晩、新大阪のメルパルクホールに演劇部顧問と演劇部員有志とともに骨髄移植推進キャンペーンミュージカル「Hospital Of Miracle」を観に行きました。昨年もこのミュージカルを観劇しました。このミュージカルの主催は放送芸術学院専門学校や大阪アニメ・声優&スポーツ専門学校などを経営する滋慶学園COMグループ、後援は公益財団法人日本骨髄バンクや財団法人夏目雅子ひまわり基金、大阪府高等学校芸術文化連盟です。昨年度も今年度もこの専門学校に本校生徒が進学し、このミュージカルに出演していました。
9月には今年の卒業生が入団している劇団の演劇を北加賀屋の工場を改造した劇場に観に行き、8月には在校生(3年生)が所属している劇団ひまわりの「雪の女王」をABCホールに観に行きました。
私がこのように在校生や卒業生の出演する演劇や舞台を観に行くようになったのは、校長になって間もなくの頃、外部の合唱団に入っている生徒から舞台を観に来てほしいという依頼を受けたのが切っ掛けでした。この生徒の舞台は卒業するまで3~4回は行ったと思います。いつもメルパルクホールでしたので、昨晩は当時のことを懐かしく思い出しました。
今でこそアルカイックホールで行う文化祭は好文学園の特徴の一つとなっていますが、当時は校内でのみ行っており、体育館で行われる舞台もレベルは決して高いものではなく、何とかレベルを上げて盛り上がる文化祭にしたいと考え、この生徒が出演するメルパルクホールの舞台に生徒会部長の教員を連れて行ったものです。発奮した彼がアルカイックホールでの文化祭を考えてくれました。
学校の部活動ではなく外部で演劇やダンスなどをやっている生徒の舞台を観に行くと、プロの手が入っていますのでレベルは高く、校内部活の良い勉強となります。 昨日のミュージカルに出演していた卒業生も実に生き生きと歌にダンスに舞台上を駆け回っていました。
演劇部顧問の話では、「本校在籍中は少し不登校気味で校長先生には何度か話を聴いてもらったと本人が言っていました」とのこと。私は沢山の生徒の話を聴くので彼女とどんな話をしたのかは定かに覚えてはいないのですが、公演後交わした握手の手の汗を心地よく感じました。
次は8月にも観に行った3年の生徒の公演が11月30日にあります。彼女は芸大のその道に進む予定です。高校最後の舞台となるでしょう。楽しみです。