好文木(校長ブログ)
2020.11.11
「黒板アート甲子園」表彰式

 昨日、「黒板アート甲子園2020」の表彰に、主催者である黒板・白板メーカー、日学株式会社(本社・東京都品川区)の吉田朋弘社長と3名の社員の方がお越しくださいました。
 A3(エーキューブ)一階ギャラリーでの表彰式に先立ち、校長室で懇談をさせていただきました。おじいさまが創業された会社を引き継がれ、三代目の社長となられた吉田社長は物腰の柔らかな紳士でいらっしゃり、学校の様子を熱心に聴いてくださいました。特に学校で「クレド」を作っているところは珍しいと驚かれました。私も中小企業の3代目であったことをお伝えしますと、相通じるところがあると感じられたようでした。
 表彰式でのご挨拶では、技術もさることながらメッセージ性が審査に大きく影響するとお話になりました。そして、最優秀賞受賞の『懐かしい未来』について、「未来」には本来「輝かしい」がふさわしいところ、「懐かしい」としたところに、コロナ禍で失われた女子高校生の日常への想いが実によく表現されており、審査員満場一致で最優秀賞に選出したことをご報告くださいました。
 表彰式の後、生徒と輪になって懇談する場を設けられ、生徒からの質問に丁寧に答えて下さいました。生徒たちと吉田社長との対話を横で聞いておりましたが、何か優しくほのぼのとした気分になりました。それはきっと、黒板を作られた社長と、その黒板を使ってアートした生徒たちの間に黒板に対するリスペクトの念が共有されていたからだと思います。
 副賞に黒板を頂戴しました。そして、スペシャル・ギフトとして、ほぼ実寸大の『懐かしい未来』の複写マグネットシートを頂き、生徒は大感激でした。また、『懐かしい未来』を印刷したクオカードや審査員特別賞の『刹那』を印刷したクリアファイルなど心のこもったギフトに、生徒たちは大喜びでした。広報担当の方の名刺の裏に『懐かしい未来』が印刷されており、これまた大感激。
 生徒作品を観ながらA3(エーキューブ)を見学いただきました。社長始め社員の方々みな熱心に生徒の説明に耳を傾けて下さり、話は尽きぬ様子でしたが、東京へのお帰りの時間も迫り、来年の「黒板アート甲子園」参加をお約束し、お別れいたしました。生徒たちにとってとても幸せなひと時を過ごすことが出来たと感謝いたしております。

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