2018.07.03
スマホで偏差値10ダウン?

 ダイヤモンド・オンラインは東北大学の川島隆太教授による仙台市の市立中学生2万2390人を対象にした学力調査と学習習慣等に関するアンケート結果から、スマホが子供の学力に大きな与えることが判明したと伝えています。
 調査によると、スマホを長時間使用する生徒ほど学力が下がるといいます。家庭で2時間以上勉強しても3~4時間スマホをすれば、全く自宅学習もしない代わりにスマホもしない生徒と比べても成績が悪いという結果が出ています。
 13年度の数学の試験では、1日の家庭学習時間平均30分未満の生徒の平均点62点に対し、スマホを1時間以上使用すると使用した時間の長さに応じて成績は下がって行き、4時間以上使う生徒は、平均が15点まで下がったといいます。偏差値が10下がるといっても過言ではなさそうです。
 川島教授はスマホの「メディア・マルチタスキング」の影響を示唆しています。スマホ操作では複数の作業を同時にこなすことが多く、それは一つのことに集中する時間が短くなり、注意機能の低下を招くデメリットがあります。「記憶力や認知機能の低下、社会性への悪影響を論じる研究は海外においても多数存在している」と、警鐘を鳴らしています。
 特に、LINEに代表されるSNSは他人からの介入が自分の都合に関係なく行われ、集中力を散漫にするものです。のみならず、顔が見えず声も聞こえないSNSでは意思疎通に支障を来し友人関係にヒビが入り精神的苦痛が尾を引くことも多くみられます。
 学力向上に様々な施策が考えられてきましたが、スマホ依存は最大の障害となっています。スマホを触るより、勉強するほうが面白い、楽しいとなればよいのでしょうが、それは理想論。学力の重要さに気付かせ、スマホ使用の時間を自己管理できるようにすることが必要です。

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