2019.04.11
卒業生の訪問

 寒の戻りもあり、少しひんやりと肌寒い朝ですが、桜並木の下を駅まで歩く20分が心地よい季節となりました。これから沿道には様々な花が咲き揃い毎日の通勤が楽しみになります。
 この時期になると、入学式や入社式を終えて新生活のスタートを切った今春の卒業生たちが一息ついて帰ってきます。昨夕も一人の卒業生が校長室のドアをノックしました。
 今年は体育館が建て替え中のため、尼崎のあましんアルカイックホールにての卒業式となり、閉館の時間を気にして、式後の余韻を楽しむことができず、ごく一部の生徒と保護者としか挨拶ができませんでした。ノックの主は、「彼女とはゆっくり話ができなかったな」と思っていた生徒であったので、うれしく思いました。
 真面目で意識の高い生徒でしたが、一人でいるのが好きであまり友達を作ろうとするほうではありませんでした。一年生の頃は、担任のこと、クラスのこと、部活のことそして家庭のこと等を何度か校長室に相談に来ていました。ある時、放課後話を聴いていたら心理学に興味があるというので、一緒に帰り梅田の紀伊国屋書店に寄って、その時話題になっていた『嫌われる勇気』を買って渡したことがありました。
 彼女は大学の心理学部に進学しました。まだ授業は始まったばかりですが、大学の様子を色々話して聞かせてくれました。忙しく動いていないとダメなたちなので、部活やサークルにも積極的に参加したいと言っていました。「友達はいらないと思っていましたが、褒められるとうれしいですし、相談できる相手がいるのはやはり安心できますね。気の合わない人とも部活や行事など何かをやるため、仕事だと思って付き合うとあまり気になりません」と言っていました。一年生の頃に比べるとだいぶ成長したようです。
 そして、学校に関係したいので養護教諭の資格を取ることにしたと言っていました。中学までは学校は好きではなかったようですが、好文に来ていろんな先生と話すことができて本当に良かったと言ってくれました。できれば、好文の養護教諭になりたいとも。
 高校在学中は部活でも先輩や同僚との関係でいろいろあったようですが、卒業して慣れない環境に置かれると、無性に好文が懐かしくなるそうです。部活も見に来たいと言っていました。大歓迎です。
 校長室で小一時間ほど話していきましたが、ドアを閉めて去ってゆく姿は随分と大人びて見えました。

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