好文木(校長ブログ)
2025.03.10
年度末を迎えて

 3年生を送り、1・2年生の学年末試験が終わり、年度末を迎えました。まだ空気は冷たいものの、いこいの池のユキヤナギが若葉を出し始めました。私の好きな春が近づいています。
 卒業式の式辞が終わったと思えば、入学式の式辞を考えねばなりません。先日、他校の校長さんたちとの会合で式辞が話題になりました。卒業式の式辞は毎回考えておられるようですが、入学式は同じものを使っているという校長さんが結構おられました。私もそれでもいいのではないかと思いつつも、拘って何時も違う内容に仕上げています。
 永年、式辞は原稿を見ながら述べていましたが、昨年度の卒業式から、原稿を見ずに話す形に変えました。式辞の内容・構成が覚えきれるシンプルなものになるとともに、常に生徒のほうを見ながら話すことができます。もっと早くからこの方式にすれば良かったなと思います。
 それにしても、3年生がいなくなるとすっかりさみしくなりました。1・2年生しかいないという人数的なものもありますが、お馴染みさんがいなくなったというのが大きいです。学年が上がると生徒は学校の主的になってきますし、こちらもそれだけ接点が増えているので気心が知れてきます。そこに一定の信頼関係が醸成されるので、お互いしっくりくるという感じです。
 私たちは入学式に始まり卒業式で終わる1年を何年も続けているのでルーティンになっていますが、生徒たちにとっては一回限りの高校時代です。ですから、私たちは
「今年はダメだったけど来年頑張ろう」と簡単には済まされないところがあります。真剣勝負の1年が終わり、また真剣勝負の1年が始まります。

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