好文木(校長ブログ)
2026.05.25
消える木陰

 24日(日)の日経新聞一面の「チャートは語る」では「消える木陰、世界と逆行」と題して、日本で街中の木陰が縮小している現状をレポートしていました。

 国内の街路樹はピークから50万本減り、枝葉が広がらない品種への植え替えが進んでいるそうです。木の枝葉が地面を覆う面積の割合を樹冠被覆率というそうですが、東京は2013年の9.2%から22年は7.3%に10年足らずで12平方キロも消えた計算になります。ニューヨーク23.4%、シドニー19.8%、パリ17.6%に比べるといかにも少ない割合です。

 市内の気温29度超の地点で木陰を現状より1割増やすと平均0.8度、3割なら1.5度の冷却効果があるといいます。樹木の多さは温暖化の予防になります。また水を蓄えることで防災にも役立ちます。そしてより良い景観は都市の価値向上にもつながります。

 日本では「多死社会」を迎え相続が増え、土地が細分化されて売却されたり、集合住宅に変わったりすることで庭木が切り倒されます。また外国に比べ道幅が狭く、木陰の大きい樹木を街路樹として植えるスペースがありません。

 拙宅には少し庭があります。子供が小さい頃は、木は道路側に寄せて真ん中は芝生にしていたのですが、すぐに雑草がはびこり、夏は暑く庭に出られないので木を植えて雑木林風にしました。芝生が苔に代わり、木陰もできて涼しくなりました。ただ、蚊が多くなりましたので、庭に出てくつろげるのは蚊のいない春と秋のほんの一時です。それでも春は桜、夏は蝉時雨、秋は虫の声で季節を感じています。

 年々、暑くなる夏。「真夏日」、「猛暑日」に続き、気象庁は最高気温40度以上の日を「酷暑日」と呼ぶことに決めました。炎天下の木陰のない道を歩くのは辛く日傘を使用しています。そして今年は学校指定サングラスの導入を決めたので、率先して度付きのサングラスを買いました。

新着記事
2026.05.25
消える木陰
2026.05.25
マンガアニメは共通語
2026.05.12
ポテチの袋、白黒化!
2026.05.12
温暖化が変える常識
2026.04.20
感情リテラシーを高める