
2023.04.11
新学期始動~自由闊達にして愉快なる学園の建設~
先週7日、令和5年度1学期始業式を行いました。久しぶりに全学年がアリーナに集まりました。当日は2、3年生の健康診断を組んでいましたので、私の講話は極めて短く、みんなで自由闊達な学園をめざそうとのみ呼びかけました。
「自由闊達」という言葉は、ソニーの前身、東京通信工業株式会社設立趣意書において、会社設立の目的の最初に挙げられた「自由闊達にして愉快なる理想工場の建設」からとりました。「闊達」とは心が大きく小さな物事にこだわらないさまを言います。
コロナの3年間マスク生活が続き、行事も制限下におかれました。個々は別として、全体としてみると、どうしても以前に比べると元気がないと感じてしまいます。これを解消したいと思います。生徒の発案を今まで以上に積極的に取り入れて愉快なる学園の建設を進めたいと思います。
ここ数年、校則の見直しをトップダウンで行ってきました。生徒指導のやり方についても変える必要があります。一斉に並ばせての頭髪検査などはもはやナンセンスです。世の中の常識は時代とともに変わります。一方、良識は不変だと思います。変えるべきものは勇気を持って変えるべきだと思います。そこに合理性があるかどうか、それが判断基準です。「常識と良識」そして「合理性」これをキーワードとしたいと思います。
「自由」とは難しいものです。何をしてもよいということではなく、何をしたらよいのかを自分で考えねばならないのです。「闊達」とは度量の大きさです。右か左か、白か黒かのデジタル思考ではなくその中間を探る幅が必要です。生徒にとっても教員にとってもハードルが上がります。しかし、「自由闊達にして愉快なる学園の建設」こそ好文学園のめざすネクストステージだと考えます。
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