好文木(校長ブログ)
2026.04.01
新年度始動

 そぼ降る雨の4月1日、新年度が始動しました。新着任は教員6名、事務職1名の計7名。6名の教員の中には卒業生が2名おり、大変うれしく思いますとともに時の流れを感じます。今日の日経新聞「春秋」に、若い人たちを見つめ、ある日ふと自らの老いに気づくと著者が書いていますが、私もまた年々その感を強くしています。古希が目前ともなれば当然のこと。しかし、生徒たちに囲まれているので気は若く、「憂き事の、なおこの上に積もれかし、限りある身の力ためさん」(陽明学者 熊沢蕃山)と意気軒高です。
 今年度の基本方針において、生徒指導におけるセンス、迅速な対応と「傾聴と共感」の大切さ、特に発する言葉に気を付けるよう、そして学力向上では状態目標・行動目標・数値目標を作りPDCAを回すこと、即ち戦略から戦術へ具体策を持つよう申し述べました。
 「春秋」で著者は哲学者セネカが「人生の短さについて」で語った「われわれが手にしている時間は、決して短くはない。むしろ、われわれが、たくさんの時間を浪費しているのだ」という言葉を引用しています。この間新年の挨拶をしたと思ったら、もう3か月が経ってしまいました。本当に月日はあっという間に過ぎていきます。歳を取ったとき、人生を振り返り、面白い人生だったと思えるためには、今を一生懸命に生きることに尽きます。
 しかし、若い時にはなかなかそういかないのが現実で、ついつい無為に過ごしがちです。私自身振り返ると、高校時代は勉強も部活も身が入らず中途半端な3年間を過ごしてしまいました。今思えば、それは確たる目標がなかったからです。行きたい大学を決め浪人して予備校に通ったときは勉強に身が入りました。その後を振り返っても、目標があった時とそうでないときとの充実度は大きく異なりました。今を一生懸命生きるとは目標を掲げてそれに邁進することに他なりません。目標は人生を豊かにします。

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