好文木(校長ブログ)
2026.04.20
感情リテラシーを高める

 今年は季節の歩みが随分早く感じられます。桜が散ったと思えばもう新緑の季節、25度を超える夏日も出ています。
 「感情リテラシー」という言葉があります。これは、自分の気持ちに気づき、正しい言葉で伝えるとともに、他者にも配慮し調整を図れる力のことを言います。最近とみにこの感情リテラシーの低下を感じます。やはりスマホに費やす時間が多くなり、短文や絵文字でのコミュニケーションが一般化した結果でしょうか。感情リテラシーの低下は円滑な人間関係に支障をきたし、トラブルやいじめの原因ともなりえます。
 感情リテラシーを高めるためには、スポーツ・芸術・読書が有効だといわれています。
学校では部活動を通じてスポーツや芸術を体験することができるのですが、果たしてどれだけ感情リテラシーを高めるものになっているでしょうか。
 ご厚誼を頂いている比嘉悟先生は、「人間力を育てる」という著書の中で、高校のバスケットボール部の指導において生徒の意識改革に取り組まれた時の経験を書いておられます。練習試合には生徒と一緒に電車に乗って会話しながら会場に行き、電車の中でのマナー、人に対する言葉づかいや気づかい、挨拶を教える。生徒一人一人の学業成績にも気を配る。「おはようミーティング」を行い、毎朝新聞や雑誌の切り抜きを用意して感想と意見を言わせる。本を読ませ感想文を書かせる。バイオリンの演奏会にも連れて行った等々。比嘉先生はバスケットボールというスポーツの中に、読書や芸術鑑賞を取り入れて、技術の向上の前に、感情リテラシー向上を図られたのです。その結果が試合における好成績にも繋がったのだと思います。
 今朝の校務運営委員会(3学年の主任がそれぞれ運動部の顧問)において、この話を致しました。各部活動において取り組みを始めてくれることを期待しています。

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