好文木(校長ブログ)
2019.02.17
朝のひとコマ

 昨日までの寒さも少し緩んだ今朝、不覚にも二度寝をしてしまいました。いつもは5時半に起きるのですが、気が付くともう6時半。ベッドから飛び起き朝食も取らず慌てて自宅を出ました。駅まで通常20分の道のりを小走りでプラットフォームに着くと、さすがにマフラーの下は少し汗ばんでいました。
 実は今日は、千船駅から学校まで一緒に行こうと生徒と約束をしていたのです。1年生で部活の朝練のため少し早めに登校しているある生徒と千船駅を出たところでよく会います。
 後ろから声をかけてくれるので、学校まで10分足らずですが、いろいろ話をして行きます。
 その生徒から昨日「今日は先生と会えませんでしたね」と言われたので「今日は帰りによるところがあって車で来たんだよ」と話しましたら、「明日は電車ですか」と訊かれました。「明日は電車だよ」と答えると、「じゃあ、明日は遅れないようにいきますから一緒に学校まで行きましょう」と言われ「了解」と言ったので、今日は遅れるわけにはいかなかったのです。特に大切な話があるわけではないのですが、約束していただけに、駅を降りて私がいなければがっかりするだろうなと思った次第です。
 雨の激しい日や荷物のある日以外は電車通勤しています。少し早めに出て各駅停車に乗ってゆっくり本を読むことが目的ですが、途中での生徒との会話というおまけのメリットもついてきます。学校生活上での疑問や要望を聞くこともありますし、また私への個人的な興味からの質問もあります。「あぁ、こんなふうに思っていたんだ」と気づくこともしばしばです。
 昨日は土曜日だったので平日とは異なるダイヤでしたが、上手く列車を選び無事に千船駅で合流できました。遅れそうになって慌てて来たことを告げると、彼女もそうだったとのこと。なんとも幸運な以心伝心でした。

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