新装なったサブグラウンド(テニスコート)の防球ネットを利用して横断幕を付けました。以前は旧第二体育館の壁に垂れ幕を下げていましたが、その建物を取り壊しましたので、防球ネットを利用することにしました。大通りには面していませんが、本校にお越しの方の目にはしっかりと触れることだと思います。また、前を通られる地元の方々にも本校の教育の成果を知って頂く良い広告になると思います。それなりに費用が掛かりますので、今回は4種類の横断幕にしました。
①「第68回大阪私学美術展知事賞受賞・3年連続学校団体優秀賞」
②「第66回大阪私立高等学校総合体育大会女子の部総合優勝」
③「大阪大学・大阪教育大学・滋賀大学・青森公立大学等合格」
④「MOS世界学生大会2020日本代表選考優秀者選出」です。
勉学に、芸術に、スポーツにと、バランスの良い生徒たちの活躍ぶりです。全校生徒の数からすれば、各々人数的には少数ですが、他の生徒たちに「やればできる」の自信を与えてくれればと思います。
しかし、一方で、「彼女たちは頭良いし、才能あるけど、自分らには無理」と思っている生徒もかなりいるのは事実です。生徒と話していてそう感じます。残念ながら、彼女たちにはまだこれといった成功体験がないようです。私たちは、好文での3年間で生徒たちに小さな成功体験を積み重ねさせ、自分に自信を持たせることが出来るかどうか、教育力が問われるところです。
上記の生徒たちの成功は、頭が良いとか才能があるとかの一言で済まされるような単純なものではありません。人の倍も三倍も努力をした結果なのです。結果もさることながら、大事なのは、その結果に至る過程です。
大人の世界では勝てば官軍で結果責任が問われます。いくら一生懸命に努力しても会社をつぶしてしまったら、経営者として失格となります。厳しいものです。努力が必ずしも報われるとは限りません。とはいえ、努力せずに成功することはありません。稀に運をつかんでも、それを活かす努力をしなければ、運に見放されてしまいます。ですから、努力にはそれなりの価値があるのです。不確実性の未来において、努力は最大の防御と言えるかもしれません。