教員の夏休みが終わり、16日から勤務が始まりました。休み終了の直前13日、14日、天満橋のOMMで開催された大阪私学展に出かけ、ブースに訪ねてくる中学生と保護者に本校の説明をしておりました。コロナも3年目となり、規制が随分と緩和され、昨年よりかなり多い人出でした。ビニールカーテンを挟んでお互いマスクでの会話は聴きとりにくく、どうしても声が大きくなります。一日しゃべっているとすっかりのどが痛くなりました。
コロナ1年目の私学展は、厳しい人数制限下で行われたため、来場者も少なくブース前等での呼び込みもなく、ルール通り整然と行われていました。しかし、今年はかなり制限が緩和されていたので、コロナ前の状態に戻っていました。
さて、本校では17日から19日までコース体験会を開催しています。初日の17日は土砂降りの生憎の天気でしたが、生徒たちのホスピタリティが悪天候を吹き飛ばし、参加者に満足していただけた体験会となりました。各コースを見て回りましたが、コース長が工夫を凝らして専門教科の授業の一端を実施してくれています。看護医療系進学コースの体験には看護師として活躍している卒業生が忙しい合間を縫って手伝いに来てくれました。また案内などにも手伝いに来てくれている卒業生がいます。本当に有難いことです。
これから12月にかけてオープンスクールや入試説明会が続きます。生徒募集は経営基盤を安定させ良質の教育を提供するために極めて重要なものです。渋沢栄一は「右手に算盤、左手に論語」と言いましたが、私学経営にも当てはまります。いかに高邁な教育理念を掲げても、生徒が来なければ経営は成り立ちませんし、理念を実践に移すこともできません。また、算盤にばかり走り過ぎると理念が疎かになってしまいます。算盤と論語、この絶妙なバランスが求められます。