好文木(校長ブログ)
2023.02.22
丹波篠山へ
昨日、広報部の先生の運転で丹波篠山市の中学校を訪問しました。中国道は次第に雪模様となり、トンネルを抜けるとまさにそこは雪国でした。幸い道路には雪が積もっていなかったので運転に支障はありませんでした。予定より30分早く到着したにもかかわらず、校長先生は笑顔で快く我々を迎えてくださいました。
こちらの中学校からは2年生に2人が在籍しており、4月には新1年生としてまた2人が入学予定です。全校生徒100余名の小さな中学校で、3年生の女子は10数名です。先日、朝、この中学校から通って来ている生徒に通学時間を訊ねると、ドア・ツウ・ドアで1時間40分ぐらいでした。今日もこの雪の中から登校してきたのかと思いながら、校長室に入りました。
校長先生は伊丹と宝塚での教員生活ののち地元に戻られました。ソフトボールと陸上の部活動も指導され、とてもお話好きの先生で、最近の生徒や教員事情につき話に花が咲きました。生徒思いの温かい校長先生でとても気持ちの良い時間を過ごさせていただきました。
中学校を訪問し、校長先生方のお話を伺うと様々なご苦労をされながら生徒を育てておられることがよく分かり、その生徒たちを引き継いで預かる責任の重さを改めて痛感いたします。特に教員の指導やケアに苦労されている校長先生が多いように思います。当時に比べて教育環境もまた人の考え方も大きく変わってきました。かつての指導方法では教員を育てることが難しくなっていると思います。教員という仕事を特別視するのではなく、普通の仕事と考えるべきだという意見も聞かれますが、昭和、平成そして令和へと教育に邁進されてこられた多くの校長先生にとっては、それは少し寂しいことではないかと思います。こんなことを思いながら、雪の篠山を後にしました。
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